夢花火




「ありがとう。行ってくる」

「気を付けるのよー!」


いつもと同じように、竹刀も一緒だ。

歩いていると、前に人がいるのが見える。


「日和、おはよう」

「あ、おはよう千春!一緒に行こ!」


私達は笑い合って、歩き出した。


「ねぇ、千春。私、日本史苦手なんだ。後で教えてくれない?」

「あぁ、いいよ。どこの時代?」

「えっと…。幕末!この時代、色々な事が起きすぎて意味分かんなくなっちゃうんだよね~」

「幕末なら、私好きだから。今日私の家に来るか?」

「うん!やった~」



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