夢花火




九月一三日。

新見は、法度を破り、切腹した。



「どうしてお前は勝手な事をするんだ」



それから数日たつと、近藤が帰ってきた。

私と土方と山南がいる所に、近藤が入ってきた。



「近藤さん。私も同意しました」


山南がそう言うと、近藤は溜息をついた。



すると、土方が口を開いた。



「今夜、宴をやる」

「どうして宴をやるんだ」

「それはーー」



土方は、真剣な顔で話し出した。



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