夢花火




沖田の視線を辿ると、そこには鉄砲、槍、火薬など沢山の武器があった。



「沖田。桝屋が、これを燃やそうとしていた」



懐から、さっき古高から奪ったものを取り出す。


それは、長州の人に宛てた、大量の手紙の束だった。



「土方さんに見せましょう」



私達は頷き合って、桝屋から屯所まで戻っていった。




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