21歳の初恋 〜心の闇を越えて〜
出会い

日常

手を繋ぎたわいもない話をしながら公園を歩く二人 ――。

不意に彼の足が止まる。

驚いてわたしも足を止める。

「どうしたの?」と言うと同時に視界が暗くなる。

わたしは彼に抱き締められていた。

そして彼は体を少し離しわたしの頬に手をかけた。

わたしが顔を上げると彼は微笑んだ。

そして彼の顔が近付いてくる。

わたしは目を閉じる。

(わたしついに彼とキスしちゃうんだ。)

――――――。
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