堀江くんの遠回りな恋
不思議に思いながらもドアを開けるとスーパーの手提げ袋を持った堀江がいた


「堀江…」


「お前、大丈夫か?おい上がるぞ」


そういうと部屋へと入ってくる


ダメだ頭がまわらない…


クラクラしてきた


思わず目を閉じるとふぁっと抱きあげられ


そのまま寝室に連れていかれてそっとベッドに降ろされた


堀江はテキパキと持ってきたスーパーの袋からシートを一枚出すと私のおでこにペタッと貼る


「お粥作ってやるから食ったら薬飲め。お粥なら食えるか?それともゼリーがいいか?プリンもあるぞ」


私はお粥が食べたいと言うとお米の場所を教えた


スポーツドリンクも飲ませてもらい


私はお粥が出来るまで眠ることにした


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