堀江くんの遠回りな恋
〈匠side〉
難波の妙に上からの猛攻撃を受けながらもオレは今里と抜け出すタイミングを伺っていた
なのに、布施の野郎
今里の手を引いて外に出て行こうとしてる
何とか難波を交わしオレもカバンを持つと急いで店の外へと向かった
店の外に出ると、何も考えずに千夏を布施から奪い抱き寄せた
そんなオレを見て、布施がニヤリと笑う
あっ、そういう事か…
けれど、他にもやり方があるだろう
わざわざ千夏の手を持たなくても……
まぁ結局、その布施のお陰で抜け出せたけど何か腑に落ちないよな
布施が相変わらずのチャラさで去った後、オレは漸く、今里を抱きしめる腕を緩めると
「行こうか」
と言って手を差し出すと「うん」と言って千夏も手を伸ばしてきた
オレは久しぶりに繋ぐ千夏の手をギュッと握るとタクシーを拾いオレのマンションへと向かった
難波の妙に上からの猛攻撃を受けながらもオレは今里と抜け出すタイミングを伺っていた
なのに、布施の野郎
今里の手を引いて外に出て行こうとしてる
何とか難波を交わしオレもカバンを持つと急いで店の外へと向かった
店の外に出ると、何も考えずに千夏を布施から奪い抱き寄せた
そんなオレを見て、布施がニヤリと笑う
あっ、そういう事か…
けれど、他にもやり方があるだろう
わざわざ千夏の手を持たなくても……
まぁ結局、その布施のお陰で抜け出せたけど何か腑に落ちないよな
布施が相変わらずのチャラさで去った後、オレは漸く、今里を抱きしめる腕を緩めると
「行こうか」
と言って手を差し出すと「うん」と言って千夏も手を伸ばしてきた
オレは久しぶりに繋ぐ千夏の手をギュッと握るとタクシーを拾いオレのマンションへと向かった