堀江くんの遠回りな恋
その笑顔を見ていると、こういう子がいつも側にいてくれたら幸せなんだろうなって思った
穏やかな日々を送れるんだろうなって
思えば桜川への思いは苦しかった
いつか思いが届けばって思っていてもやはり、もどかしくもあったし、どこかいつも苦しかった
こんな穏やかな気分でいられるならーーー
このまま八尾茜と付き合うのも悪くないかなって考えが過った
その後もオレがよく行く本屋やカフェに行ったりして
これと言って何の変哲もない馴染みの定食屋でおばちゃんにからかわれながら飯を食った後
車で彼女を送り届けた
彼女が
「今日一日とっても楽しかったです。ありがとうございました」
って助手席から降りようとした時オレは咄嗟に彼女の腕を掴んでいた
「えっ……堀江さん?」
戸惑っている彼女に
「八尾さん、オレと付き合ってくれる?」
って言った
最初、目を大きくして驚いた彼女の顔はあっという間に真っ赤になりそしてオレから目を逸らすように俯くと
「はい」
とだけ答えた
穏やかな日々を送れるんだろうなって
思えば桜川への思いは苦しかった
いつか思いが届けばって思っていてもやはり、もどかしくもあったし、どこかいつも苦しかった
こんな穏やかな気分でいられるならーーー
このまま八尾茜と付き合うのも悪くないかなって考えが過った
その後もオレがよく行く本屋やカフェに行ったりして
これと言って何の変哲もない馴染みの定食屋でおばちゃんにからかわれながら飯を食った後
車で彼女を送り届けた
彼女が
「今日一日とっても楽しかったです。ありがとうございました」
って助手席から降りようとした時オレは咄嗟に彼女の腕を掴んでいた
「えっ……堀江さん?」
戸惑っている彼女に
「八尾さん、オレと付き合ってくれる?」
って言った
最初、目を大きくして驚いた彼女の顔はあっという間に真っ赤になりそしてオレから目を逸らすように俯くと
「はい」
とだけ答えた