堀江くんの遠回りな恋
少し時間をおいてオレは酔いつぶれた茜を抱きかかえタクシーで茜のマンションにやってきた
何度か車で迎えに来た事はあるけれどこれまで茜の家に上がった事はない
もちろん、合鍵も持っていないので部屋まで入っていけない
仕方なくマンションの下で項垂れる茜に声を掛けた
「茜、大丈夫か?」
「……ん……ぅ…ここは……うちですか?」
少し酔いも醒めてきたのかマンションまで帰ってきたのが分かったようだった
「ああ……そうだ。マンションに着いた。少しは落ち着いたか?」
そう言いながら、持っていたペットボトルの水を差し出す
「はい、ありがとうございます。もう大丈夫です。すいませんでした」
と一口飲んでから茜が言った。
さっきに比べると言葉もちゃんとしてるし大丈夫そうなので一先ず、ホッとした
少し沈黙が流れる
何か話さなきゃとも思うけれど、どちらにしても茜も限界だろうし話は後日にすることにした
「じゃ、オレはここで帰るな。ちゃんと鍵かけて寝ろよ」
といつものようにそう言って後ろを向いたオレの背中に突然、茜が抱きついてきた
何度か車で迎えに来た事はあるけれどこれまで茜の家に上がった事はない
もちろん、合鍵も持っていないので部屋まで入っていけない
仕方なくマンションの下で項垂れる茜に声を掛けた
「茜、大丈夫か?」
「……ん……ぅ…ここは……うちですか?」
少し酔いも醒めてきたのかマンションまで帰ってきたのが分かったようだった
「ああ……そうだ。マンションに着いた。少しは落ち着いたか?」
そう言いながら、持っていたペットボトルの水を差し出す
「はい、ありがとうございます。もう大丈夫です。すいませんでした」
と一口飲んでから茜が言った。
さっきに比べると言葉もちゃんとしてるし大丈夫そうなので一先ず、ホッとした
少し沈黙が流れる
何か話さなきゃとも思うけれど、どちらにしても茜も限界だろうし話は後日にすることにした
「じゃ、オレはここで帰るな。ちゃんと鍵かけて寝ろよ」
といつものようにそう言って後ろを向いたオレの背中に突然、茜が抱きついてきた