たいせつなもの
夜バイトが終わり帰ろうとした時、偶然に彼が入り口にいた。
『お疲れです』
『あっお疲れ今日忙しかったし疲れただろ?これ、やるよ』
と言って温かい缶コーヒーをくれた。
『ありがとうございます。』
『おうじゃまたな』
彼は去っていった。
私は車の中でドキドキが止まらなくなっていた。

…好きかも


いや、好きなんだ、私は。

言いたい。
好きですって。
でも振られたら今後バイト中会うの気まづいな。
携帯番号もメアドも知らないのにコクられても困るよね。

…うん。やっぱ止めよう。今のままがいい。
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