たいせつなもの
私は休憩を忘れて、今までの過去の恋愛や友人との暗い過去を話した。
彼はただ聞いてるだけだった。何も言わず、ただただ黙って聞いてくれるだけだったが私のモヤモヤした気持ちが晴れていた。
気づけば休憩時間を20分もオーバーしていた。
慌てて出ようとした私に
『あっあのさ……やっぱいいや。』と彼が呼び止めた。
『何ですか?気になりますよ。』と言うと、
『あのさ……メアド交換しない?』

まるで初恋した少年のように真っ赤になっている彼がいた。
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