そばにいて。
プロローグ
プロローグ
私達三人は、いつも一緒だった。
何をするのも一緒で、三人が揃わないとどこか気持ちが悪くなるぐらい、仲が良かった。
泣きたい時も、辛い時も、笑う時も、楽しい時も。
ずっと、ずっと一緒だった。
だから、これから先も一緒にいると信じて疑わなかった。
けど、私達には距離が生まれた。初めは些細な距離も、日々離れればいつしか大きな距離に変わる。
私達は、一体何がしたいんだろうね。
ただ、傷つくことを恐れて己を守った。そうすれば、いつか幸せになれると信じて、
―――ごめん、二人共大好きだよ。だから、離れるんだ、