【珍獣使い】の憂鬱
Blue:3【過去】
さてと、ここからは少しヘビィな話になります。

俺の過去なんて興味がないと思いますが、それを話さないことには先へと進めないので、今しばらくお付き合い下さい。


ぶっちゃけた話、俺はねえ、女の子になりたかったんですよ。

ああ、だからって別に、心が女の子で身体が男とかっていう、そういうのとは違います。

身体を工事してぶらさがっているものを取りたいとか、オカマだとか、ゲイだとか、そういうのでもなく。

ただ単純に、女の子としてこの世に生を受けたかったな、と。
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