BASKETBALL
目を開けると、目の前に真二先輩が…


まさに先輩に押し倒されたかのような状態で真二先輩は私にまたがりめちゃめちゃ恥ずかしい状況になっていた。


私達はもちろんの事


周りのみんなまでもが時間が止まってしまったかのようだった。


沈黙の後、我に返った真二先輩が沈黙を破るように


「あー!!わりぃ!!大丈夫か??」


そう言って私を起こしてくれた。


その言葉で魔法が解けたかのように、みんなが騒ぎだした。


「おいおい…真二今のはヤベェーよ」


周りの先輩達がからかう。


「ナミカ本当大丈夫か?」


「あっ、はい大丈夫です。私こそボケッとしてて…ごめんなさい…」


「本当わりぃー…俺周りよく見てなくて…ちょっと俺頭冷やしてくる」


そう言って真二先輩は体育館から出て行った。
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