BASKETBALL
そんなエリを見て、私は素直に彼女を応援したいと思った。


「そうやって先輩が声掛けてくれるって事はさぁ…無理って決まった訳じゃないんじゃない??少し位希望持ってもいいんじゃないかな??」


「えっ…。うん!そうだよね!少なくても嫌われてる訳じゃないし、頑張ってみようかな♪」


エリはそう言って、また元気な笑顔を見せてくれた。



「ナミカ中戻ろっか♪」


「うん!」


私達は学校の中へと戻る事にした。




「あ〜!!いた!!エリ探したよ〜!?」


廊下の向こうから誰かが叫んでいる。


「あ〜!!ごめん!!」


エリが大きな声で返事をした。




「ナミカ、この子私の中学からの友達で隣のクラスの木下百花。モモ、この子同じクラスの星野菜美香。」


「あっ、はじめまして!ナミカです。ヨロシクね♪」


「こちらこそヨロシク〜あっ!あたしの事は、モモでいいからね♪」


モモは背が高くてすごく美人で、モデルみたいだった。


「エリとナミカは部活まわってんの?あたしもいい?」


「うん!一緒に行こう♪」


「行こ行こ♪モモはバレー見学行きたいんでしょ?」


「そう!当たり〜♪」


「じゃあ体育館いこっか♪」


えっ…


体育館…
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