願うは嘘~キミは僕を忘れた~
「ユリア。お粥だよ。」
ケイトが優しく笑う。
その顔に胸が躍る。
この感情の正体はなんだろう。
恋、なんかじゃない。
「ありがとう。ごめんね、ケイト。」
「いや、これくらいいいんだ。」
あたしが食べ終えると、ケイトは部屋を出ていった。
「ユリア、明日大丈夫かい?」
「うん。もちろん。人生で一番幸せな日にしようね?」
「あぁ。」
ケビンはゆっくりと唇を近づけてきた。
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