願うは嘘~キミは僕を忘れた~


「おめでとう。ユリア。ケビンくん。」

「ありがとう、ケイト。」



ユリアが笑う。
その瞳には涙が浮かんでいる。


…どうしてだ?



「ケイト、これからも仲良くしてくれる?」
「もちろんだけど。」

そして、ユリアは小さな小さな声で言った。




「約束守れなくてごめんね、ケイト。」







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