サンドリヨン~灰かぶり娘の物語~
でもルイストを庇っていた


バタ!

大人が倒れた

『大丈夫でしたか王子!』

大人を倒したのは執事だった


王子と呼ばれたルイストは執事にこう言った
『怖かった。でも…レラちゃんが僕を守ってくれた!』

『レラ?ああ!森出家のお嬢様ですか!王子を助けて頂きありがとうございますレラ様』


ルイストは王子だった


その後親が来てあたしとルイストは離れ離れになって二度と会わなかった

でも最後のルイストの言葉をあたしは覚えている
『守ってくれてありがとう!お礼にレラちゃんを僕のお嫁さんにするからね!忘れて外の人と結婚しないでね?またね!』

婚約ってヤツだった

でももう王子は覚えて無い。

それに、メイドあたしと結婚する訳ない


絶対に
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