あなただけ〈短編〉
――…
「斉藤さん!!好きです、付き合ってください」
たぶん世間一般にいうイケメンという感じだと思う
でも私にはそんなことは関係ない
「……ごめんなさい」
そう言い立ち去ろうとした
しかし…
パシッ…ドンッ
「おい…待てよ」
腕を掴まれ壁に押し付けられた
「こんなイケメンな俺が告白したのになんで断るんだよ、あ?」
脳裏に疼く光景…
ガダガタ…
震え出す身体
いやだ…誰か
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