あなただけ〈短編〉




――…





「斉藤さん!!好きです、付き合ってください」





たぶん世間一般にいうイケメンという感じだと思う



でも私にはそんなことは関係ない





「……ごめんなさい」





そう言い立ち去ろうとした





しかし…





パシッ…ドンッ





「おい…待てよ」





腕を掴まれ壁に押し付けられた





「こんなイケメンな俺が告白したのになんで断るんだよ、あ?」





脳裏に疼く光景…


ガダガタ…


震え出す身体





いやだ…誰か





.
< 10 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop