あなただけ〈短編〉
第2章





それから平和な日々が続き



修斗とも昼休みに何度か屋上で会っていた





「胡桃っ」



「ん?」



柚が声を弾ませ話しかけてきた





「今日うちのクラスに転校生が来るんだって!!」



「ふーん…」



「しかもイケメンっていう噂!!」



「ふーん…」



私は興味なし



「まぁ柚には王子様がいるから関係ないか」



「なっ…//」



柚はにやにや笑っている





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