となりどおし
「んじゃ行くか。」
「うん。」
一緒に学校へ行くのは、今年で10年目。
なんやかんやで高校生になったあたしたち。
小学校に行くのを嫌がってた飛羽を、無理やり連れて行くのが私の役目だった。
でも、だんだん学校が好きになってく飛羽だったけど、一緒に登下校するのは今になっても変わらなかった。
「凛は結局何部に入ったんだっけ?」
「あー、私はまだ迷ってるんだぁ」
私は運動得意じゃないし。
「へぇー。まだ仮入部期間だし、別に急いで決めなくてもいいんじゃね??」