先生への小さな恋
先生も少し人使いが悪いなぁ
なんて思いながらも
保健室に向かう葉月




「失礼しまぁす」




誰もいない保健室で
言ってみる




「先生のタオル、、、これかな?」




葉月が手にしたのは
黒と白のモノクロ
タオル




「これだよね」




葉月はタオルを持って
保健室から出た




「ちょっとだけならいいよね」




先生のタオルに少し
顔を当ててみる
やっぱり先生の
いい香りがした




甘くて
包み込んでくれるような
あったかい
香り




「やっぱり先生っていい香り」




葉月はそのまま
体育館へ戻った




「先生のタオルってこれですか?」



葉月がタオルを差し出す
< 10 / 11 >

この作品をシェア

pagetop