あなたに届け―詩―
†恋の卒業†
桜の舞う時
あなたに出会ったのは桜咲く春
桃色の桜の花びらのように
私の心に桃色の恋心が芽生えた
桜の木になるサクランボのように甘酸っぱく
桜の花びらが散るように切ない
そんな初恋を知った春
私はあなたと別々の道をゆく
振り返ってはいけない
振り返れば
心から涙が溢れてしまう
泣いたら前に進めなくなる
だから振り返ってはいけないんだ
あなたと別の道をゆくこと
これほどつらいことはない
だけどあなたは進むから
私も進んでみるよ
自分の道を
せめて別々の道に進む前に
あなたと同じ場所にいる時に
桜が咲いてほしかった
そしてあなたともう一度会える時は
桜が満開の時でありますように・・・