lovelove♡story
「別にいいじゃん。」
平静を装って言う。
「いい香りだなって。どうしたの?顔真っ赤にして」
意地悪そうな笑顔で私に問いかける。
絶対こいつわかってる。
私は強気で言い返す。
「私そーゆーSな人タイプじゃないんだよねー。悪いけどっ」
「‥ふーん。でもこれから俺のことタイプになると思うよ?」
なんでさらりとそーゆーことを言うかな。
「絶対ならないと思うよ?残念でした。」
そういい放つ。
「どうかなー?」
そう言うと、ベンチからたちあがって私の顔を見るために彼がかがみこむ。
「もう、逃げられないよ?」
「っ‥‼」
後ずさりする私の両腕をつかんで引き寄せる。
下を向く私の耳元でささやく。
「可愛いすぎ」