lovelove♡story


「悠希、ずるいよ‥」
「知ってる。」
そう言って悠希はやっと私を抱き締める手をほどいた。

「ごめん。でも我慢できなくて。」
少しだけもとの悠希に戻って、安心する。

「‥ん、帰ろ?」
私がそう言うと、悠希はいつもの笑顔に戻る。
「あぁ。」

それから、私たちはいつも通り、たわいもない話をしながら、歩いた。

そして、私のマンションの下のつく。
「じゃあね」
そう言って行こうとする私の腕を、悠希がつかむ。
< 67 / 223 >

この作品をシェア

pagetop