アオい夏
「キリクは、サタンの子よね?」



「ああ。」



「そっか。」



「なぁ、そろそろ術といてくれね?」



裏切られたらどうしよう。


その思いが伝わったのか、キリクは言った。



「裏切んねぇから。」

「ホントに?」



「ああ。ほんとに。」



仕方ない、といてやるか。
< 41 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop