DearMemory
「じゃあ、行こうか??」
「はいっ!!!!!!!」
僕の差し出した手を彼女はギュッっと握りしめてた。
僕の身長は176㎝。65㎏。A型の水瓶座。
彼女の身長は156㎝。48㎏。O型の乙女座。
僕との身長は20㎝差。
かわいくて愛しい。
雪の街をふたりで歩いた。
まるで恋人かのように。
ギユッってなりながら。
「どうして、今日耳当てと手袋しなかったの?」
いつもモコモコなのに。
今日は耳当てと手袋がないせいで
彼女はブルブル震えてた。
「だって、櫻井先輩の声好きだし、
手繋ぎたかったから。」
彼女はまた顔を赤くして言う。
ふたりで個室のカフェに行った。
僕らは15階の105号室。
最上階の一番いい場所。
予約すれば2泊3日できる。
カードを差すと、扉が開いた。
緊張してたキミの表情は
いつもの僕をドキッとさせる笑顔になった。
「うわぁ!!きれーい!!」
「ここでよかった?」
「はいっ!!!!!!!!!」
高校1年。年下。身長差のある恋人。
「優芽ちゃんどうしたの?」
優芽の顔が赤くなっていく。
「う、うん。大丈夫です」
「なにか飲む?」
「じゃあ…ホットココア…してください」
「じゃあ…俺はミルク♪」