奇跡
『おっ…おはよーございます!!』



季節はまだ4月だと言うのに



走ったせいで汗っかきなあたしの肌は、少し汗ばんでいる。



…なんとも暑苦しい。



『サリーちゃんおはよぉ!寝坊したみたいやな笑』



『優希さん…間に合ったんが不思議なぐらいです笑』



『店長もう来てるし頭やってもらったら?あたし頼んだげるわ!』



『えっいいんですか?』



『店長時間ある時やってくれんで!ちょっと待っとき〜』



そう言うと優希は奥の控え室に入って行った。



“あたしもエクステ取って優希さんみたいなショートにしよかなぁ…楽やし”



そんな事を思っていると店長登場。



『サリーちゃんおはよ!俺のマジックハンドにかかりたいって?笑』



『おはようございます!時間があったらぜひマジックハンドを見せて欲しいです笑』



『じゃあ二階の椅子に適当に座っといて〜』
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