余裕彼氏。【短編】
「……。」
目が合い、あたしたちがこういうシチュエーションをしているのを完全にスルーして歩きだした琉生。
「莉緒さん…本当に琉生さんと付き合っるんですか…? あの人、絶対今オレらのこと、みましたよね…? それをスルーって…」
うん、あたしも自分が勘違いして、今まで付き合ってますよって言ってきた勘違い女? かって思った。
いいや。でも付き合ってるんだよ!
しかも琉生…あたしのことみながら
ニヤ…って笑った!