余裕彼氏。【短編】
「え!? 颯くん!? え、あ、まぁ…詳しい話は中で…どうぞ入って下さい! 」
「やったぁー♪ 懐かしいなぁ♪ 莉緒ん家! お邪魔しまーすっ」
ルンルン気分のご様子の葉月は、
靴を脱ぎ、スリッパに履き替える。
「あ、姉貴…。父さん逹が挨拶だけって…」
「いいよいいよ♪ 大丈夫! さぁ、颯も入って!」
と葉月が颯を引っ張る。
「うわっ!? す、すみません、莉緒さん。お邪魔します…」
申し訳なさそうに頭を下げる弟、颯くん。
「いやいや! 謝らないで! むしろゆっくりしていってね?」
「ありがとうございます」
「うんっ。よし、あたしの部屋に行きますか!」
久々の幼馴染みに会えてワクワク気分♪