キュン甘SS†Lovesickness


「…ゃ、ぁ」

お願い止めて、恥ずかしいよ---涙目で城崎君に訴える。


「…ヤバイっしょ、その顔。---エロ過ぎ」

城崎君はタオルをベッドの下に放り投げると、私の上に覆いかぶさってくる。


「…ぁ、!!」 

城崎君の薄いシャツ越しに、生々しく彼の体を感じた。

「美山さんの心臓、バクバクしてる」


あたりまえでしょ!

どうしてこんなことするの?

…からかわれてる?


私は浮かんできた涙を隠すため、城崎君の胸元のシャツを掴んで顔を押し付ける。



「美山さん、好きです」

えっ?


思わず顔を上げると、城崎くんが男らしい端正な顔に微笑を浮かべていて、やさしく見つめ返される。


頭がクラクラするのは、きっと熱が上がってきたせいだけじゃない。
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