キュン甘SS†Lovesickness
「早く良くなって下さい。俺が看病しますから」
ちゅっ、と音を立ててキスをされた。
顔が一気に熱くなったのは、間違いなく城崎君のせい。
「そして今度は美山さんが俺の病気を治してください」
えっ?!
城崎君、どこか悪いの?
それなら私のこと、看病するとか言ってる場合じゃないよ!
---焦って口をパクパクさせる私に、城崎君はニヤッと笑った。
「医者では治せない病なんで---
治せるのは美山さんだけだから」
…それってもしかして---
「じゃあ、看病の続きさせて下さい。
ああ、タオルもう一度温めてきますね」
「!!」
風邪と恋の病、どちらもこじらせてしまいそうです…---