戦国物語 〜最強の姫〜



最初は他愛もない話をしていたが、
幼なじみだからだろうか。


この先どうなるのか。
また戦で仲間がたくさん死ぬのか、など
心の本音を打ち明けていた。


私の頬に一粒の涙がつたう

無意識に泣いていたようだ

亮が入夏を抱きしめる


「…亮?」

「泣けよ、たくさん。今日は泣いて、明日はまた俺達の為に笑ってくれ」


私は亮の顔を見る

亮と目が合い、亮はニコッと笑う




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