戦国物語 〜最強の姫〜



そう思った時、

私を庇って、昴が斬られた


「昴っ!!!」


「入夏…っ、怪我、ねぇか?」


自分の心配より、私の心配をする昴。


昴の背中から血が大量に流れる


昴の顔が悪くなっていく


「…昴…っ、昴…っ!?」


「入夏に、出会えてよかった…。あの日俺を、拾ってくれて、ありがとう…っ、」


「昴…っ!嫌だよ昴っ、死んじゃ嫌だ…っ!!」


「ずっと…、ずっと…っ、入夏が好きだった…っ」


私の目から溢れ出る涙

昴が涙を拭いてくれた




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