『太陽と空の下で・・・』
第5章 空 誕 生
日に日に大きくなる若葉のお腹に


俺はいつも声をかけていた。


『パパだよ〜ベイビー・・・早く出てこ〜い』


若葉は俺の頭を撫で


俺は若葉のお腹を撫でるのが毎日の日課になっていた。


『名前・・・考えてる?』


若葉に聞かれ 俺は必死で考えた。


『なぁ・・・ワカ・・・


俺の名前が太陽 その太陽に若葉が輝いて・・・


やっぱ 空とか海があったら


いいよなぁ


女の子なら空で・・・


男の子なら海に人と書いて海人(カイト)って


よくね〜かっ?』


『その名前 サイコー


その名前にしよ〜っ』


『俺さ・・・ワカは大変かもしれないけど


野球チーム作れるぐらい


ワカに子供 生んでもらいたいなぁ


みんな 自然な感じの名前つけて・・・桜とか


風太とか・・・』


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