『太陽と空の下で・・・』
第6章 短 い 命
俺たち二人は空が生まれて空中心の生活になった。


反対していた両親も空が生まれてから


反対していた事が嘘のようにみんな仲良く幸せな毎日だった。


休みの日は空を連れて遊びに行き


日に日に成長する空を


カメラやビデオで俺は撮り


こんなにも我が子が可愛いとは親バカ丸出しになるぐらい


空中心の生活だった。


また桜の季節 空の1才の誕生日の日がきた。


若葉にそっくりな空は若葉に負けないくらい


笑った顔が可愛くて仕方なかった。


『空・・・ただいまぁでちゅ・・・』


いつの間にか赤ちゃん言葉も違和感なく自然になっていた。


『太陽・・・空のバースデイケーキのねロウソクが入ってないの』


『ちゃんと探したか?たまに箱とかにくっつけてあるぞ・・・』


そう言いながら俺は箱を開け見たが ロウソクは入ってなかった。


< 14 / 25 >

この作品をシェア

pagetop