『太陽と空の下で・・・』
第1章 命 日
『みんな・・・来てくれて

ありがとう・・・

佐久間・・・オマエには感謝してるよ


ワカをいつも気遣かってくれて・・・


ワカ・・・もう泣いてるのか・・・


そんなに泣くなよ・・・


ほら・・・海人がママを探してるみたいだよ


泣いてるぞ・・・爺ちゃんの抱き方じゃ


イヤみたいだぞ・・・』


こんな風に見えてても


俺の声は届かない


そう・・・


俺は死んだ


一年前・・・


よりによって・・・


空の命日に


俺は死んだ


そのせいで・・・


俺の大切な


ワカをこんなにも


悲しませてる


毎日・・・


毎日・・・


ワカは泣いている


俺の声をワカに


届けたい・・・


伝えたい・・・


ワカ・・・


泣くな・・・


< 2 / 25 >

この作品をシェア

pagetop