『太陽と空の下で・・・』
第3章 再 会
あれから4年の月日が経った。


俺は大学を卒業し 地元へ戻り就職をした。


その頃の俺は若葉の事も忘れていた。


ふと自分がバイトしてた所のコンビニに立ち寄った。


缶コーヒーと雑誌を手に取りレジへ向かった。


『いらっしゃいませ』


レジの女性の笑顔にどこか見覚えがあった。


レジの女性も不思議そうな感じで俺の方を見ていた。


結局 思い出せなかった。


数日後・・・仕事帰りにあのコンビニへ立ち寄ると


あの店員がたむろしてる若者達に注意していた。


その時 俺は思い出した。


『若葉・・・』


店員は俺が名前を言った瞬間泣き出した。


『青木 太陽・・・』


『オイオイ フルネームかよっ・・・それより・・・何 泣いてんだよ』


『ワカ・・・捜したんだよ・・・太陽の事 ずっと・・・捜してたんだよ』


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