【短編】紙ヒコーキ
次の日の朝――…
珍しく、朝から先輩を見かけることができた。
あ♪
今日わ先輩パーカー着てる♪
何着ても似合うなあ〜♪
朝から先輩を見ることができるなんて結構ラッキー♪
なんたって先輩は遅刻魔だから。
この日以来…
あたしは先輩を見かけることが増えた。
良いことばっかり続くから、何か悪いことでも起きるんじゃ……と怖くなったりもした。
嫌な予感は当たるもので――…
あたしはその後、最悪なものを目にすることになる。
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