星の輝く夜空の下で
星空
気づけば卒業式
卒業したくないと夏芽は初めて思った
もっと早く星夜に出会えてたら
もっとこの時間を味わえたのに
とも思った
「夏芽!卒業しても連絡ちょうだい!絶対遊ぼう!」
「もちろん!」
「夏芽は人生で初めて出来た本当の友達だよ。この先何があっても夏芽のこと絶対忘れたりしない」
「あたしも。はるに出会わなかったら、はると仲良くなれなかったら学生時代はつまらないまんま卒業してた。今までありがとう」
「うん、そして」
「「これからもよろしく」」
二人の声が重なった
「「はもった!」」
二人は笑った
「ねぇー!はるちゃーん!夏芽ちゃーん!写真撮ろうよ!」
遠くから二人は呼ばれた
「はーい!夏芽いこ!」
「うん!」
二人は走ってクラスメイトのいるところまで向かった
その繋いだ手と手は見えないモノでも結ばれているようだった