星の輝く夜空の下で
歴史
一人目は夏芽が幽霊を見ることが出来るようになってすぐの話だ
同い年くらいの女の子
当時、夏芽6歳
女の子はずっとくまのぬいぐるみを抱いていた
名前は姫(ヒメ)
出逢った時、道の真ん中で姫は泣いていた
その頃は優しかった夏芽はどうしたの?と声をかけた
気づいたら道の真ん中で寝ていて何も分からず歩いてたら道に迷ってしまって泣いていたらしい
ママはどこ?パパはどこ?と聞いたが親すらも覚えていなかった
ただ名前だけは覚えていて夏芽が自己紹介をして仲良くなったのだった
夏芽のお母さんも姫とは仲良しだった
夏芽越しにたくさん話をしていた
夏芽と姫はすごく仲良くなり
一緒にお風呂入ったり寝たり
毎日お泊まり会してるようだった
しかし姫はある日突然姿を消した
出会ってから3ヶ月のことだった
寝るときは一緒だったのに朝起きたらいなくなっていた
それから姫には一度も会っていない