星の輝く夜空の下で


「ぼうしが…」


夏芽はお母さんと繋いでいた手を離した


「夏芽?」


夏芽は帽子を追いかける


風が止み帽子は落下した


夏芽は落ちた帽子を拾い砂を払い
帽子を被った


「夏芽!!危ないでしょ。車が急に来たらどうするの」

「ぼうしとんでっちゃったんだもん」

「ちゃんと紐をかけないからでしょ。帰るよ」


ふてくされた夏芽とお母さんが乗った車は走り出した


信号待ち、お母さんが後部座席を見ると夏芽は寝ていた


可愛い寝顔を見てまた前を向いて信号が青になるのを待っていると一台の車が夏芽達の乗る車の右側から走ってくる


動けない…


夏芽達の乗る車に横から走ってきた車が突っ込んだ


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