星の輝く夜空の下で
「うそー!何それー!」
夏芽は春実に昨日のことを報告した
春実は驚いているがすごく嬉しそうにしていた
「何?じゃ、今日は朝から通学デートしたって訳?」
「は?」
「珍しく学校に来てるから。後ろ」
夏芽が後ろを向くと星夜がいた
「なにしてんの?」
夏芽は嫌な顔をした
「いや、夏芽がどうしてるかなって思って…」
照れる星夜に対して冷め切った夏芽
「どうもしてないんだけど」
「つめてーな。ありがとう♡とか素直に言ってくれないわけ?」
「あたしそうゆうキャラじゃないの、どっかいってよ」
「はぁ⁈お前は恩を仇で返すのか⁈」
「恩なんかもらってません」
二人の喧嘩に目を細めながら春実が言った
「あんたら本当に付き合ってんの?」
「「え?」」
「何も変わってないから」
あんまりにも普段と変わらないから春実は疑った
「付き合ってるのかな?」
「はぁ⁈夏芽、それはねーよ!両思いだろ?」
「だって付き合ってなんて言われてないし」
「そんなの言わなくてもわかるだろ!」
「わかんないよ!」
春実は大きなため息をついた
「男ってそうだよね。言わなくたってわかるだろ?っていつも言う。言わなきゃ分かるわけないでしょ?テレパシーなんか持ってないんだから」
「す、すみません」
「やっと両思いになったんだから大切にしなよ」
「はい」
星夜は深く反省し授業が終わるまでひとっ飛びすることにした
しかし…
ズキン
ズキン
頭が痛い…
頭の奥で誰かが笑ってる…