†すべてはこの夜に
prologue
「澪香(ミオカ)、こっちに来なさい」
「---はい」
私は呼ばれると、身に着けていたショーツをそっと足元に脱いだ。
生まれたままの姿になると、ソファーに深く腰掛けたバスローブ姿の時田の前に立つ。
時田は寛ぎ、軽く笑いを浮かべている。
私は時田の足の間に静かに跪いた。
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