あの空の音を、君に。



あの日、優花と友達になった日。


初めてとは思えないほど打ち解けた私たちは、それからも毎日一緒にいた。


毎日いろんな話題について話した。


陸上部のこととか、クラスのこととか、カップルのこととか。


尽きることのない、数え切れない話題にふれてきたけど、それが伊月にふられることはなかった。



優花は、上手にそれを避けていた。


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