あの空の音を、君に。


「何笑ってんの涼。きもいよ」

「きもいとか言うなー。3人仲いいなぁって思って」



私がそう言うと、優花が怪訝そうな顔になった。



「やめてよ。小さい頃からこの3人でいるだけなんだから」

「素直じゃねぇなぁ。優花は」


海くんの言葉を聞き終わらないうちに、優花が海くんの肩を冗談っぽくいた。



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