あの空の音を、君に。



「だから、今日は一緒にご飯食べていい?」



里麻の得意な上目遣いで頼まれたら、断るものも断れない。



「うん。一緒に食べよ」

「やったぁ」



私の返事に喜んで、小さな子供のように飛び跳ねている里麻。



神様はひどい。

こんなの、不公平だ。



里麻のかわいい姿を見ると、いつもそう思ってしまう。


でも、私は里麻を嫌いになれない。


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