好き…だけどつらいよ…



あっ!
この曲…

「弥生ちゃんの好きな歌だよな?」

そうだ…

この前あったときに話した…


覚えててくれたんだ!

「さぁーて!学校目指してしゅっぱーーつ!」


ちょ、、
「お兄ぃ!あたしらそんなガキんちょ
じゃないんだけどー」

ついつい二人の会話に笑いがこぼれる。




「おう、あんま近くだと金持ちのぼんぼんだと
思われるからここでおろすぞ!」

「いまどきそんなん誰も思わないっての!」


ほんと…若菜のツッコミ鋭すぎて楽しいな


「弥生ちゃん、また遊びにおいでな」

「はい!もちろんです」

そういうとそくささとドアを閉めた。


信号で止まったままおりたから
いっくんは前を向いたままミラー越しに
手をふってくれた。


「いこっか」

「うん」
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