好き…だけどつらいよ…
「っ!?いって!」
…。
目をつぶったせいで
よくわからなたかった。
けど足元にある空き缶で
すべてを理解した。
上を見上げると…
ある男子生徒がいた。
多分あの人が助けてくれたんだ。
「おいお前!降りてこい!」
「なに、そんなとこで
女の子襲ってるくせに
よくそんな大口たたけんねー」
そういった男の子は
屋上のドアのうえから
ジャンプで飛び降りてきた。
あ…。
「せーんぱいっ♪
悪男は嫌われるよ?
橋元 達哉先輩だっけ?」
「っ、お前…」
飛び降りてきた彼、
山里くんをみると足早に逃げていった。