好き…だけどつらいよ…





───二学期。



「廉、一緒に帰ろ?」

いつもどおりに誘った。


けどこの日は違った。



「わりっ俺…ちょっと用事!」
そういった廉は
少し顔を赤らめてどこかに向かった。


…そっか。



うん…

今日…告白するんだね…


「っ廉!頑張ってね!」


えっ?って顔でふりかえる。

けどそのすぐあとに
廉はあたしにむかって
片腕をグーにあげてくれた。




廉、、好きだよ。


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