好き…だけどつらいよ…
不思議そうな…困ったような
表情にあたしは、、
「…あたしいつもより今日は早く
屋上いくの。
いつもは委員の仕事があって
遅くなるから」
嫌みのようにいった。
けどまだわかってない様子だった。
だから……
「あなたがいなくなるときと
すれ違いでいつも廉は
あたしと食べてるの!!」
そういった途端…
五段ほど上にいた花園さんの顔が
少しずつ歪んで見えた。
「っあ、の…じゃわたし…
教室戻りますね?
…邪魔してごめんなさい…」
もう泣いているかのように
声をとぎらせて…
あたしの横を走り去っていった。